メディギア・インターナショナルについて

会社概要

社  名メディギア・インターナショナル株式会社
本  社東京都世田谷区
代 表 者代表取締役 田中 武雄
設  立2013年4月2日
事業内容医療用器材の開発・製造・販売事業、特にIVR医療向け器材及びシステム
資本金等(資本準備金等含む)159,300,025円(2021年9月15日現在)
共同研究
  • 国立大学法人東京工業大学
  • 学校法人 麻布獣医学園 麻布大学
  • 独立行政法人国立高等専門学校機構 苫小牧工業高等専門学校
  • 国立研究開発法人国立がん研究センター東病院

このプロジェクトにかける想い

takeo TANAKA
癌が死亡原因のトップに躍り出て久しい。身近な人が癌で亡くなってゆく。既存の、否、最新治療ですら適用できない患者さんが多くいることを知った。この人たちを救いたい。

既にこれまでの治療で体力も気力使い果たし、経済的にも限界がある。医療環境が未整備の患者さんもいるだろう。患者・家族への負荷をかけずに、より幅広くつかえる治療法を模索した。第一の条件は、極力薬を使わないこと。第二は、患者さんの身体に出来るだけメスを入れないこと。第三に、癌は遺伝子の変異によって発症する疾患であること。

僕の出した結論が、癌だけをピンポイントに兵糧攻めするこの新しいアプローチです。コンセプトはできても実現するには、材料探索や試作、更には動物実験などが必要だ。基礎知識が不足していた僕は、大学院博士課程を受験して勉強しなおし、現在はPhD candidate。

材料探しには時間を要した。ある材料では、目的のモノはできたものの、動物実験を繰り返す中で細胞毒性がみつかり断念したことも。

基礎データが出始めて支援して下さる方々も増えてきたが、あまりのユニークな発想の為、まだまだ信じられない人が多いのも事実。地道に科学的なデータを積み重ねると同時に、事業化の道筋をつけなければならない。PMDAのある審査官から、『一刻も早く市場にだすべき製品です』と言われた。

メディギアは、研究開発専業のスタートアップ・ベンチャー企業だ。製造ノウハウも営業チャネルもない。設備を保有しない製造販売業者となる。ファブレスで、販売要員MRも抱えず、全て委託となる。

現在開発中の製品はパイプラインの第一号。特許も取得し、これを土台に事業展開する計画で、第二のパイプライン構想は出来上がっている。第一号の失敗は許されない。世界の癌患者さんが待っているのだ。

メディギアが提供するのは、高度管理医療機器です。薬と似た投与をするのだが、作用機序に生化学反応はありません。物理的・機械的作用だけで、薬とは似て非なるモノです。イノベーションの創出理論では、シュンぺータの「知の新結合」に相当すると考えています。ステップファンクション的なこの「新しい知」を徹底的に深掘りし、収益を上げる段階に諦めずに挑む覚悟です。

治療オプションが見つからない癌患者さんへ、常に新たなアプローチを提供し、世界の医療に貢献するのが、私たちメディギアのミッションです。

メディギア・インターナショナル株式会社
代表取締役・創業者 田中 武雄

最終学歴東京工業大学大学院 理工学研究科 修士課程修了
東京工業大学大学院 生命理工学研究科博士課程単位取得満期退学
学  位工学修士(1975年取得)
専門分野機械物理学、医療システム設計、生体分子機能工学
(腫瘍細胞学、生体材料学、生体イメージング)
職  歴1975年、株式会社 神戸製鋼に入社後、基礎研究所に配属され、鉄鋼プロセス計装技術に従事。
海外事業や新規事業にも数多く携わり、半導体検査サービスに係る合弁会社を設立し、東証2部上場を達成した。
その後、独立し、米国及び国内のITベンチャーを設立・経営に携わり、国内外のMOTを基盤としたベンチャー企業経営の豊富な経験を有する。

沿革

2013年4月メディギア・インターナショナル株式会社設立(東工大横浜ベンチャープラザ入居)
2013年6月東京工業大学とナノ粒子開発に係る共同研究開発契約を締結
2014年7月エネルギー関連等ベンチャー事業化促進事業採択(神奈川県産業労働局)
2015年6月ものづくり・商業・サービス革新事業採択
2016年7月エネルギー関連等ベンチャー事業化促進事業採択(神奈川県産業労働局)
2016年11月横浜知財みらい企業に認定(横浜市経済局)
2016年12月NEDO SUI採択
2017年9月平成29年度東工大発ベンチャー称号授与
2018年11月エムスリーグループ出資を受ける
2018年12月NEDO STS 採択
2019年2月nano tech 大賞 2019 プロジェクト賞 受賞
2019年4月大手製薬会社から出資を受ける
2019年8月特許庁2019年度知財アクセラレーションプログラム「IPAS2019」採択
2020年2月大手化学会社から出資を受ける
2021年2月クラウドファンディング(FUNDINNO)で大型調達に成功